2017年12月07日

『野坂歌大全T〜桜井順を唄う』(野坂昭如)をじっくり聴き直す

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何年か前に野坂昭如さんの歌(主に「マリリン・モンロー・ノーリターン」)にハマって、よく聴いていた時期があった。

その後も時々聴き返すことはよくあった。
だがちゃんとCDを買って聴いてはいなかったので、数ヶ月前に集中的に野坂さんのCDを何枚か買ったことがある。

基本的に自分は曲をPCに取り込んだら、CDは売ってしまうことが多い。
よって野坂さんのCDも手放すことにしたのだが、ブックレットに書かれているライナーノーツや歌詞は興味深いのでコピーして残しておくことにした。

その折にブックレットを読み返していたのだが、そうするうちに『野坂歌大全T〜桜井順を唄う』を通してじっくり聴き返してみたくなった。

実はCDを買って取り込んだのはいいが、一通り聴いたらあとは好きな曲しか聴いていなかったのだ。

だが、『野坂歌大全T〜桜井順を唄う』冒頭の野坂さんの文章、そして野坂さんの曲のほとんどを書いた桜井順氏の曲解説を読むうちに、なんとなくではあるが、これはCD全曲をしっかり聴いてみたくなったのだ。

というわけで1曲目の「マリリン・モンロー・ノーリターン」から27曲目までの「ソ・ソ・ソクラテス」を飛ばすことなくヘッドホンでじっくり聴くことにしたのだ。

すると、1回聴いてほとんど聴かなくなった曲も、どことなくいいなと思うようになってきたから不思議である。

たとえば「野坂唄新古今集」の春夏秋冬4曲のしみじみとした叙情味、「おんじょろ節」の当時の歌謡曲っぽさもありながら、やはりどこか違うものを感じさせる野坂さんの歌い方、歌詞、メロディに味を感じたり。

1990年代以降の録音も何曲か収録されている。
オケはおそらくほぼ打ち込みでどこかチープさを感じさせるし、野坂さんの歌声も初期と比べるとやはり年齢による弱さを感じたりと、聴いていて少し寂しくなることもある。

だが、それでもここぞというところで聴かせる歌声の力強さや、多少のオケのチープさなどどうでもよくなる楽曲自体のキャッチーさ(そうとは言えない曲もなくもないが)など、結局は野坂&桜井コンビの良さを感じてしまうのはさすがだ。

本当はもっと個々の曲の感想を書いた方がより自分が感じている野坂さんの歌と桜井さんの曲(と歌詞)の魅力を探れるとは思う。
だが今はその気力がないので、取り急ぎ『野坂歌大全T〜桜井順を唄う』を聴いての感想にとどめておく。


posted by miron | Comment(0) | 野坂昭如 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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